2020年もシーズン佳境を迎えた10月9日。
現在、西武ライオンズは3位とゲーム差1つの4位となっております。
そんな中、西武ライオンズの中継ぎ投手であるギャレット投手が、どうしても今後飛躍しそうという気持ちでいっぱいなのです。凄く凄くいっぱいなのです。
※2020年10月8日時点
・登板39試合
・勝3
・負2
・防御率3.20
ギャレット選手は、シーズン当初は8回を任され、圧倒的な成績を残していました。しかし中盤から打ち込まれる事が増え、現在ではビハインドの時に登板しております。
この打ち込まれる事が、増えた理由は主に制球にあると思います。
全て改善の余地がある
まず問題なのは、ストレートの制球です。
ギャレット投手のストレートはナチュラルにシュート回転をします。
なのでストレートの場合は、左バッターのインコース狙い、右バッターの場合はアウトコースを狙って、ストライクを取ります。
しかしそれが通用したのは最初だけで、だんだんと研究されていきました。
そしてそこを狙ってきたのが日ハムです。いつも日ハムなんです・・・。
日ハムのデータを用いた、徹底した打撃は本当に気持ちいいぐらい、全員が徹底してるんですよね。ギャレット投手もそこを狙われて、160キロ近いストレートでも捉えられるケースが多くなり、悪循環になってしまいました。
変化球の制球も甘いので、結果ストレートに頼ってしまい、痛打もしくはストレートを粘られてフォアボールという悪循環です。
ですが、まだまだ苦しんでいる途中のギャレット投手。来年も契約を延長したら、覚醒するんではないかなと思っています。
というのもやっぱり潜在能力の高さがハンパないです。
身体はめちゃくちゃ強いですし、コントロールが悪いのもフォーム自体がちゃんと身体全体を使ったフォームなので、リリースポイントを安定させることは可能なんだと思います。具体的にどういう練習方法で改善するのかは、プロじゃないので分かんないですが、そこは豊田コーチがなんとかしてくれます。笑
後は、スプリットはまだまだ信頼出来るボールじゃないですけど、どんどん投げて欲しいですね。どっちかというとスライダー系の方が投げやすいタイプに見えるんですけど、スライダーは決め球に使えるような球質ではないので、スプリットがもし安定してきたら、なかなかえげつない事になりそうです。豊田コーチよろしくお願いします。
後は、配球です。ストレートが速いので、どうしても表の配給をしてしまいがちですが、ギャレットは裏の配給をした方がいいと思います。まだまだバッターはストレートを狙ってくるので、変化球でカウントを作っていくんです。例え変化球がストライクが入らなかったり、ヒットを打たれたとしても変化球を続けるんです。しつこい配球で、ストレートを焦らさないと、今はストレートを痛打されてしまいます。
今は顔だけで勝負してるんですけど、やっぱり顔だけだと飽きられちゃいますからね。顔を武器にしないイケメンは最強という事です。
とはいえギャレット投手が覚醒するかもしれない一番の理由は、人間性かもしれないです。僕は外部の人間なので正確には分からないですが、ただ試合を見てる限りナイスガイだと思います。とにかく日本の野球に真剣な様子を感じます。そんな彼は間違いなく飛躍をすると思います。
とにかく持ってる能力は凄いものがありますし、改善出来る所もたくさんあります。少しづつ歯車が噛み合いだせば、日本でも屈指の投手になれると思っています。(上からですみません)
なんとか来年も契約して頂ける事を祈りつつ、答え合わせをしたいなと思っている所存でございます。